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2017/07/23 再公開です。

キャロム(Carom)について


ビリヤード系を総称して「Cue Sports」と言いますが、大きくは「キャロム」「ポケット」「スヌーカー」に分類されます。
このコーナーでは、「キャロム」を中心に取り上げて行こうと思っています。
「キャロム」?聞きなれない言葉ですが、昔はビリヤードと言えば「キャロム」の事でしたが、映画「ハスラー2」が大ヒットした辺りから、ビリヤード=ポケットとなってきたと思われます。
「キャロム」のテーブルには穴(ポケット)がありません。球も赤球、白球、黄球の3種類でテーブル上には3個(競技種別では4個)の球しかありません。
「キャロム」は、先球を穴に入れる競技ではなく、手球を先球に当てる競技なのです。
キャロムの競技種目には、四つ球、スリークッション、ボークライン(最近ではカードルと言う)、バンド、フリー等がありますが、このコーナーでは「スリークッション」にスポットをあてました。

スリークッションについて


「スリークッション」競技は、「キャロム」の中でも初心者には比較的難しい競技ですが、アジア大会の正式競技でもあるように世界中に普及しています。
スリークッションにおける日本のレベルは相当に高いレベルにあり、昨年(2006年ドーハ)のアジア大会では、「梅田竜二」プロが見事金メダルを獲得しました。また、レディースでは「肥田緒里恵」プロが、第1回、第2回とレディース世界選手権を連覇しています。
梅田プロはその後世界チャンピオンになりましたね!
梅田プロ+サンチェス、梅田プロ+サンチェス+サエギナールのエキビジョンを間近で見ましたが「スゴイ」の一言でした。
各プロの使用してたキューですが、梅田Pはムサシ+ACCSでサンチェスはムサシ+ノーマルシャフト、サエギナールは韓国製でした。

スリークッションのルール


スリークッションのルールは比較的簡単で、基本的には、手球(ポケットと違い自分の手球が白色か黄色で決まっている)をショットして、相手方の手球と赤球の両方に当てる競技です。ただし、スリークッション競技では、両方の球に当たるまでに、手球が3回以上クッションに入る事が必要です。
で、当たったら1点で継続して撞き続ける事が出来ます。当たらなかったら(あるいはファールしたら)、相手と交代します。
このようにして、所定の点数を先に当てた方が勝者となります。
ショットにおける「ポケット」との大きな違いは、「ダブルヒット」はファール(キャロムではリクと言う)である事と、ミスキューもファールで、明らかな「セーフティ」は失格と言う事だと思います。
あきらかな「セーフティ」は、判断も難しく迷うところですが、とにかく当てに行く姿勢だと思います。
詳細は、NBAの「キャロムビリヤード競技規定」に記載されていますので、参考にして下さい。